「結婚してふたり暮らしを始めたけど、どうやってお金を管理すればいいか分からない。」
そんな悩みを抱えていませんか?
結婚すると、生活スタイルやお金の流れが大きく変わり不安になってしまいますよね。
特に共働きだと夫婦両方に収入があるため、生活費の負担割合でケンカなんてことも…
この記事では、共働き夫婦の家計管理方法を5つご紹介します。
夫婦でお金を管理するために大事なこと
共働き夫婦がお金の管理方法を決める前に、やってほしいことがあります。
それはズバリ、話し合いです。
目的もなく家計管理をしようとしても、うまくはいきません。
「そもそも何のためにお金を管理するのか」を共有することが大切です。
話し合うべきことは、以下の3つです。
- お互いの収入と支出、貯金額
- 貯金の目標金額
- ふたりのライフプラン
具体的に説明していきます。
お互いの収入と支出・貯金額
まずは夫婦のお金の流れについて、大体の全体像を把握しましょう。
全体を知ることで、現実的な目標が立てやすくなります。
「夫婦とはいえ、収入額をすべて知られるのは嫌」という場合もあるでしょう。
その場合は、大まかな金額を伝えれば大丈夫です。
目的はあくまで、「大体」の全体像を知ることです。
ローンや奨学金など、返済しなければいけないお金についても忘れずに話し合ってくださいね。
貯金の目標
家計管理をする上で大切なのは「何のために管理するのか」を考えることです。
マイホームの購入、子育て、老後など、これから貯金が必要になる場面はたくさんあります。
「何のために」「いくら貯金するのか」をぜひ話し合いましょう。
目標を持つことはモチベーションにもつながるので、ここで夫婦の認識をすり合わせておくと、後からとっても楽になりますよ♪
ふたりのライフプラン
結婚したふたりでも、理想のライフプランが全く同じという可能性は低いです。
- マイホームは購入するか(購入する場合、マンションか戸建てか)?
- 車を購入するか?
- 子供は欲しいか?何人欲しいか?
- 毎年旅行に行きたいか?
- 何歳まで働くか?
ライフプランによっては、今の家計管理では貯金が足りない!ということにも・・・
今後必要になるお金を把握するために、ぜひ話し合っておきましょう。
共働き夫婦の家計管理方法5選
それでは、おすすめの家計管理方法を5つ紹介していきます。
- 項目別に支払いを分担する
- ひとりが家計管理を担当し、もうひとりはお小遣い制にする
- ふたりの収入を1つにまとめて、ふたりともお小遣い制にする
- ひとりが生活費を負担し、もうひとりの収入は全額貯金する
- それぞれが、毎月定額を共有口座に入れて管理する←筆者も実践
1つずつ具体的に見ていきましょう。
①項目別に支払いを分担する
支出項目ごとに、担当を分けて生活費を負担する方法です。
例)夫:家賃、通信費
妻:水道光熱費、食費、消耗品費
ふたりの収入に合わせて、どの項目を担当するかを決めるとよいでしょう。
自分の収入から、担当した生活費を引いた残りのお金は自由に使えます。
その為、お互いに収入を知られたくない夫婦にぴったりです。
ただし、担当の分け方はしっかり話し合って決めてくださいね。
収入に対する支出額に差がありすぎると、不満のもとになってしまいます。
貯金については、夫婦それぞれで行うことになります。
「どちらも貯金していなかった!」という事にならないように、共通の貯蓄口座を作成することをおすすめします。
メリット | ・ある程度自由にお金を使える ・パートナーに、具体的な収入を知られない。 |
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デメリット | ・毎月の変動が大きい項目がある場合、不公平感がうまれる。 ・お互いの貯金額が不透明になる。 |
②ひとりが家計管理を担当し、もうひとりはお小遣い制にする
ふたりのうち、家計管理の得意な人がすべてを管理する方法です。
収入をひとつにまとめて、管理をしない人にお小遣いとして毎月定額を渡します。
夫婦のどちらかが、お金の管理が好き・得意なときにおすすめです。
ひとりで行うため、管理がしやすいというメリットがあります。
共有の口座を作り、毎月、ふたりの給料全額を振り込みます。
生活費・片方へのお小遣い・貯金をその中でやりくりし、残った分を自分のお小遣いとして管理していきましょう。
ですが、管理する側のお小遣いが不透明になりやすいです。
お小遣いをもらう人が不満を感じないよう、定期的に収支や貯金額を共有すると良いですね。
家計管理のアプリを使用すれば、お金の流れをふたりで共有することもできますよ。
メリット | ・得意な人が、細部までこだわってお金を管理できる ・夫婦のどちらかがお金にルーズでも、しっかり貯金できる |
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デメリット | ・家計管理の負担が、ひとりに偏ってしまう ・ひとりだけがお小遣い制になり、不満が溜まりやすい |
③ふたりの収入を1つにまとめて、ふたりともお小遣い制にする
ふたりで1つの財布を共有していく方法です。
共通の口座(もしくは夫婦どちらかの口座)にふたりの収入を全額入れて、お小遣いをそれぞれに取り分けます。
残りはすべて生活費・貯金になるので、お金がとても溜まりやすいです。
また、個人で使うお金は、それぞれお小遣いの中でやりくりすることになります。
お互いに、あまりお金を使わない夫婦にぴったりです。
逆に言うと、自由になるお金が少なくなるので、負担に感じてしまう夫婦には向いていません。
冠婚葬祭など大きな出費がある際は、共通口座から出すようにすると◎。
メリット | ・お小遣い制になることで、ふたりとも節約の意識が高まる ・貯金がたまりやすい |
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デメリット | ・個人で自由にできるお金が少なくなる ・パートナーに収入を知られてしまう |
④ひとりが生活費を負担し、もうひとりの収入は全額貯金する
片方の収入を生活費としてやりくりし、もう片方の収入は全額貯金する方法です。
他の4つの方法に比べて、貯金が速く・確実に溜まっていきます。
一般的には、給料の少ない方の収入を貯金にまわすことが多いです。
子供ができると、育休・産休などで働けなくなる時期が出てきます。
育休・産休中は収入が大きく減ってしまうため、ひとりの収入で生活する練習にもなりますね。
ただし、片方の収入で生活費が足りない場合は、この方法は使えません。
また、生活費を負担する側が病気などで働けなくなったときのことも、事前に話し合っておく方がよいでしょう。
メリット | ・貯金が速く溜まる ・片方が働けなくなった時に、生活のレベルを落とさずに済む |
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デメリット | ・片方の収入のみで生活できない・貯蓄する側の収入が少なすぎる場合は使えない ・生活費を負担する方が働けなくなった時のリスクを考える必要がある |
⑤毎月定額ずつ共有口座に入れて管理する(←筆者イチオシ)
共通の口座を作り、それぞれが毎月決まった金額を入金していく方法です。
例えば、お互いが収入の6割を口座に入れよう、などのルールを決めてください。
残りは個人で自由に使って良く、生活費は共通口座のお金でやりくりしていきます。
ちなみに筆者もこの方法で家計管理をしています。
ふたりの収入に差がある場合でも、公平に管理することができます。
例)夫の収入30万、妻の収入20万の場合
ルール:収入の6割を毎月口座に入金する!
給料日:夫18万、妻12万を生活費として共通口座に入金
お小遣い:夫→30万-18万=12万 妻→20万-12万=8万
稼いだ分だけ、自分のお小遣いも多くなります。
しかし、お互いの貯蓄が把握できない側面もあります。
貯金用の口座をつくり、生活費と同じように毎月定額を入金していくことをおすすめします。
メリット | ・収入に対する負担割合が同じであるため、不公平を感じにくい ・ある程度自由にお金を使える |
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デメリット | ・お互いの貯金が把握できない ・共通の口座に入金する手間がかかる |
まとめ
この記事では、共働き夫婦におすすめの家計管理方法を5つ紹介しました。
筆者おすすめの家計管理の仕方は次の5つです。
- 項目別に支払いを分担する
- ひとりが家計管理を担当し、もうひとりはお小遣い制にする
- ふたりの収入を1つにまとめて、ふたりともお小遣い制にする
- ひとりが生活費を負担し、もうひとりの収入は全額貯金する
- それぞれが、毎月定額を共有口座に入れて管理する←筆者も実践
夫婦によって向いている家計管理の方法が違いますし、たくさん悩むと思います。
筆者自身も、今の管理方法に落ち着くまでは時間がかかりました。
自分たちにベストな管理方法を探し続けて、夫とお金のことで喧嘩したこともありました。
筆者から伝えたいのは、「とにかく話し合うべし」ということです。
これから生活を共にしていくわけですから、夫婦両方が納得していることが大切です。
ふたりの収入や性格に合わせて、無理なく続けられる家計管理方法を選んでいきましょう。